人に伝えるときの言葉選びの大切さ。意味は同じでも結果は変わってしまう

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言葉の選び方ってすごい難しいわりにその影響力が大きかったりするのですが、僕らはなかなかその使い方だとか使い分けを学ぶ機会が少ないような気がします。

しかもその言葉選びの効用について知ってはいても、けっこう頭を使うしそれなりに時間も取られてしまうので適当に流してしまいがちです。僕も流すことの方が多いですね。一回の質より触れ合う回数でなんとかしたいタイプなので。まぁその態度も場合によっては使い分けるべきなのかもしれませんが。

かなり前の話になりますが(ネタが溜まりすぎてる笑)、こんな記事を見つけました。

創職時代

http://d.hatena.ne.jp/iammg/20100505

記事の中盤に出てくる「組織社会からネットワーク型社会へ移行」という話も興味深いと思いますが(平凡な個人が大企業の社長とも繋がってしまう社会)、僕が個人的に「お!」と思ったのは「創職(時代)」という言葉の選び方です。

創職とは起業とイコールの概念ではない。

創職とはもっと広い概念なのだ。

社内での新規事業の立ち上げ、フリーランス、コミュニティビジネス、社会起業、ベンチャー起業、・・・そのそれぞれすべてを包含した概念が創職なのだ。

これを読んで最初に僕が思ったのは「それって全部、起業ということでは?」だったのですが、おそらく世間で言う起業のイメージというのは「お金をたくさん集めてでかい看板を掲げて従業員も集めまくって…」という感じが強いんでしょうね。起業と聞くと、やはり会社というイメージばかりが先行してしまうというのはたしかにわかります。そして以下の言葉に続きます。

何も、全財産なげうって起業し、上場することだけが創職じゃない。自分のちょっとした強みとネットワークをいかして、人々を巻き込み小さな仕事を生んでいく。社内でも社外でもどこでもいい。それも立派な創職のあり方なのだ。

僕はこれをまさに起業のイメージとして捉えていましたし、そのイメージを多くの人に発信できたらいいなと思っていました。でも先にも述べた通りすでに日本の一般における起業という言葉は「(有名な)会社づくり」という意味が強く含まれすぎてしまっています。ですからこちらの記事を書いた彼女は「創職(時代)」という新しい言葉を使ってわかりやすく伝えようとしたのだと思います。

 

こんな感じで、既存の言葉に含まれる一般的でないイメージや新しい概念を説明するときには、その言葉ではなくまったく別の新しい言葉を使った方が、既存のイメージが邪魔をしてこないので本来こちらが伝えたかった意味が変に歪んでしまったりせずに伝わりやすいということがあるだと思います。

このことは勉強になりました。ベンチャー系の人たちや個人事業をやっている人がやたらに当て字を使った言葉を発信したがるのはこういうメリットがあるからこそなのかもしれません(あと単純に新しい言葉を作るのは気持ちがいいということもあると思います)。

ただ、そのメソッドを使うときには注意が必要かなと僕が思ったのは、こういう新しい言葉というのはその分怪しい感じも持っているなということ。まぁたぶんそれは発信している人の胡散臭さに起因していることだと思うので、何を言うかということもそうですが、誰が言うかということも同じくらい大事なんだなとも改めて思いました。

※一応言っておきますが、別にこちらのブログ記事を書いている人が怪しいと言っているわけではないです。

 

うーん、このへんは日本語だとバランスが難しいので、英語を輸入して使ってしまう方が人によってはやりやすいかなと思います。

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kruchoro

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