子どもは軽症状で済むことが多い
小児科学の研究誌『Pediatrics』に掲載された調査によると、新型コロナウイルスに感染しても子どもは軽症状におさまることが多いことがわかっています。
これは新型コロナウイルスに感染した2,143人の子どもを対象とした調査で、感染した子どもたちのうち、およそ半数が発熱やせき、のどの痛み、鼻水、倦怠感などの軽症だったことが報告されています。
重症化する子どもは数%程度
3分の1(39%)では中等症で肺炎の兆候が見られましたが、重症例に見られるような息切れはありませんでした。
重症化した子どもは125人(6%)で、死亡例は湖北省に住む14歳の少年1名のみでした。さらに94人の子ども(4.4%)は無症状でした
https://kruchoro.net/covid19/653
子どもは感染率も低い?
また多くのデータで、大人よりも子どもの感染率が低い傾向が見つかっています。
しかし、調査はまだ十分ではなく、このような結果が出るのは、多くの国において新型コロナウイルスで重い症状が出て病院に運ばれた感染者にだけ検査が行われていることが原因かもしれないとしています。
つまり、子どもは新型コロナウイルスに感染しても軽症状で済むので、感染しているどうか調べられる機会が少ないために感染率が低く見えるのではないかとのことです。